プログラマ35歳定年説について個人的所感

2019-02-04T14:53:37+0900
life, career

今年というか去年末に35歳になりまして、いわゆるプログラマ35歳定年説の歳になったのだということに、最近気づきました。

ハシビロコウと

35歳になってまだ2ヶ月くらしか経っていないのですが、いわゆる35歳定年説について、どのように感じるかを記録しておきたいと思います。

ここからは実感値として以下の5項目について触れていきます。

  • 学習能力
  • 集中力
  • 体力
  • 速度
  • 品質

学習能力は上がっている #

学習能力については上がっていると思います。最大の理由は次の2つの能力が20代に比べて向上しているからです。

  • 知識量が増えた
  • 英語の文章を読む速度が上がった

この結果、検索能力は20代と比べようもないほどに上がっているかと思います。そのため、分からないことがあっても、回答を得るまでかなりスピーディーですし、新しいことを学ぶときにも、ポイントを絞って要領よく学ぶことができるようになりました。

これらの能力が向上した理由としては、2冊の本(Emacs実践入門とAtom実践入門)を書いたことが大きな要因だと思います。なので、技術書を何のために書くのかと聞かれれば「自身の成長のため」と答えるのも良いでしょう(お金持ちにはなれません)。

集中力は特に変わらず #

集中力については特に変っていない気がします。小中と9年くらい書道していたからか、わりと集中するのは得意なのかなと思っています。

集中力に関しては幼少のトレーニングと性格が関連しているのかなと思っています。

体力は徐々に衰えている #

体力は徐々に衰えを感じています。特に20代には特に感じなかった肩凝り(というか正確には首痛)が慢性的に火を噴いていて、月に最低でも2万円は治療代に費しています。

結局のところ、肩首の疲れから目が痛くなったり、頭痛がしたりすると仕事を続けるのが困難なので、その日はもう終了といった感じです。

また、執筆業的には1日に1万文字以上書くこともあるのですが、それが続くと腕が痛くなって、キーボードをタイプするのが困難になって、仕事ができなくなるということもあります。

これについては、音声入力とかに本格的に切り替えるなどして対策を講じれば何とかなるかもしれないので、そろそろ真剣に検討していきたいと考えています。

速度は下っている #

仕事をするスピードは20代の頃に比べて下がってきている気がします。しかし、これは次の品質とのトーレドオフのような気もしていて、作業スピード自体は下っていても、完成したものの品質は以前よりも上がっていると思われるので、総合的に見れば完成までのスピード自体は維持、あるいは向上しているような気がします。

プログラミングについては、いきなり書き出すよりも脳内での設計に時間を割いて、実際に書く時間は短くなっている気がします。そのため、場当たり的なスピードは下ったかもしれませんが、結果的に手直しするコストは下がっているかと思います。

品質は上がっている #

上記で述べた通り、スピードは低下したものの完成したものの品質は向上していると思われます。

特に日本語の文章では、校正時の手直しが減っているように思われますが、ここらへんについては担当編集の意見も聞いてみたいところです。

まとめ #

以上、35歳定年説について自分自身が現状仕事をしている上でやっていけているのかという部分を5つの項目から振り返ってみましたが、体調について気をつければひとまずあと5年くらいは特に問題なくやっていける気がしました。

もちろん、これまでの仕事や学習の積み重ねで今があるので、今後も成長し続けていかなければ、将来的にはかなり厳しくなるという自覚はあります。

なので、今後については健康第一にしつつ、これまで同様に学習を続けていこうと思いました。

ちなみに学習する方法については、WBD+DB PRESSに特集を書くのが個人的には良いと思います。強制的に学習できて、かつ、しばらくの間WEB+DB PRESSが貰えますのでオススメです。いまだとTypeScriptあたりの特集を提案すると良いでしょう。