Netlifyの無料枠を越えてしまい、1日20ドル請求されてしまった話
2021-06-14T11:05:07+0900
2019年の1月からNetlifyの無料プランでブログを運用していたのですが、直近記事でEmacsの操作をわかりやすく伝えるため、富豪的にアニメーションGIFを多用した結果、無料枠のデータ転送量制限(無料プランは1ヶ月100GB)を越えてしまい、1日20ドルを請求されるようになりました。
もちろん、これは自分のミスなのでNetlifyは悪くないのですが、この制限を知らなかったのでいつからあるのか調べてみたらどうやら2019年の2月にアナウンスされていて、そりゃ知らなくても仕方ないよなと思いました。
制限超過の通知メール #
Netlifyからの通知はこんな感じのメールがきました。
一番上にYou’ve got more room to grow!
とか書いてあるから、何かいい話なのかなとか思ったけど、請求って書いてあるし何だろと思いながらダッシュボードを開いてみると、40ドルの請求と表示されていて、「おぉ、まじか……」となりました。
いままでありがとうNetlify、こんにちはCloudflare Pages #
Netlifyには2年間お世話になっていたし、機能も豊富なのでお金を払うこと自体はやぶさかではないのだけれど、1日20ドルはちょっと高過ぎる(Proプランと同じじゃん)し、このままだとクラウド破産しかねないと思ったので、緊急でホストサービス移転をすることにしました。
移転先は最初VercelかGitHub Pagesにしようかと思っていたんですが、詳しい調査前にvim-jpでatusyさんにCloudflare Pagesの存在を教えてもらい、面白そうだったので勢いでこれにしてみました。
ちなみに、無料プランの内容は次のように書かれています。
- 1 build at a time
- 500 builds per month
- Unlimited sites
- Unlimited requests
- Unlimited bandwidth
移行作業 #
移行作業自体は、他のホスティングサービスと基本的に同じ流れで、GitHub連携 → リポジトリ選択 → ブランチ選択 → フレームワーク選択をしてビルドを開始すれば、自動的にデプロイされます。
Hugoの場合、環境変数HUGO_VERSION
にバージョン(例えば0.83.1
)を指定しないと0.54
になっちゃうのは、Netlifyと同じでした(これって理由はよく知らないけど、たぶんMarkdownパーサーがgoldmarkに切り替わるからですよね?)。
デプロイが成功したらカスタムドメインの設定です。これも他のホスティングと同じでDNSにCNAMEレコードを追加する(今回の場合は変更)するだけです。
Cloudflareの設定画面でドメインを登録すると、次のような表示になりました。
僕のDNS設定はTTLが1時間だったので、1時間後に再び確認してみると、無事にドメインが使えるようになったっぽい表示になっていました。
dogでもDNSの変更反映を確認して寝ました。
$ dog CNAME blog.tomoya.dev
CNAME blog.tomoya.dev. 39m07s "blog-tomoya-dev.pages.dev."
A blog-tomoya-dev.pages.dev. 4m59s 172.67.180.215
A blog-tomoya-dev.pages.dev. 4m59s 104.21.83.185
まとめ #
ちょっと色々とあっての突貫サーバー移転でしたが、作業自体は1時間以内に終って、世の中だいぶ便利になったなぁと思いました。Cloudflare Pages自体がどうなのかについては、おいおい調べていきたいと思います。
あと、Netlifyの請求が今後どうなるのか、どうやって止めるのかよくわかっていないので、おいおい調べていこうと思います。
Netlifyはいいサービスなんですが、制限を越えたときの請求がちょっとお高いので、みなさんも気をつけてくださいね。