マイノリティ自慢

2023-11-14T17:02:18+0900
life

はじまりましたマイノリティ自慢のコーナーです。

最近では、多様性とか、ダイバーシティとか、LGBTとか色々と言われるようになってきましたが、僕の中のマイノリティはそういうものではなく、「我少数故我有」みたいなシンプルな思想で、苦労しつつもいまではそれを誇りに思って日々過しています。

というわけで、僕のマイノリティ特性と、それらをどう感じているかについて語ってみたいと思います。

色弱 #

色弱(しきじゃく)は先天性色覚障害と呼ばれるもので、元は一般的に色盲(しきも、しきもう)という言葉で表現されていましたが、盲は差別用語だということで、あるときから色弱と呼ばれるようになり、いまではそちらの方が普及した気がします。

僕の色弱は赤緑色弱で、色弱の中では一般的です。日本の場合は男性の約20人に1人いると言われていて、クラスで1人2人はいる程度のマイノリティでしかありません。

色弱についての詳しい説明は、CUDOや国立遺伝学研究所のサイトで公開されている情報から詳しく学べます。

僕が色弱についてどう思っているかというと、このとても身近な障害のお陰で、自分の持つマイノリティに気づくことができて、IA、ユーザービリティ、アクセシビリティ、ユニバーサルデザインなどの方面に興味を持つことができたと認識していて、いまではとても感謝している特性のひとつです。

乳頭陥凹拡大 #

目に関しては最近もうひとつ一般とは異なる特性があることがわかりました。それが乳頭陥凹拡大です。

こちらは緑内障のおそれがあると言われてOCT検査をしましたが、問題はなくとても綺麗だということで、視神経乳頭の"異常"と"正常"|目と健康シリーズ|三和化学研究所で解説されているとおり、病的ではない"陥凹拡大"でした。

将来的に緑内障になりやすいかどうかはよくわかりませんが、とりあえず年1くらいで検査をしておいたほうが良いと言われたので、定期的に検査をしていますが、定期的に検査することで、目に対する健康意識が高まった気がします。

アレルギー性鼻炎 #

目だけではなく、鼻にも色々とあります。そのひとつがアレルギー性鼻炎です。

季節性アレルギー性鼻炎である花粉症は国民病とまで言われるほど広く患者がいますが、季節をのぞいたアレルギー性鼻炎はその上位互換で、スギ・ヒノキ以外にも色々なものでアレルギー反応をおこして鼻水、鼻づまりを引き起します。

僕が持つアレルギーはカビ以外ほぼすべてで、イネ科のアレルギーのお陰で冬以外の春から秋までずっと鼻がつまっており、どちらかというと鼻がつまっているのが標準的となっています。もちろんネコもだめで、イヌはそこまでかなという感じです。

といっても、食べ物アレルギーや皮膚アレルギーはないので、個人的にはそれらにくらべればアレルギー性鼻炎はたいしたことないと思っています。

鼻中隔弯曲症 #

アレルギー性鼻炎で鼻がつまっているのわけですが、さらに面倒なことに、左の鼻の骨も歪んでいて、より鼻が通りづらくなっています。それが、鼻中隔弯曲症です。

耳鼻科で鼻に金属棒を突き刺されると、たしかに左の鼻だけすっと入りません。手術するとなおるよと言われ続けて早30年以上が経ったわけですが、鼻の手術が怖くてこれまで放置してきました。

ただ、もし手術するにしてもその後の回復等を考えると年齢が若い方が良いというのはあきらかなので、何となくそろそろ手術しようかなという機運が最近高まってきました。なので、もしかすると近々手術するかもしれません。

腸回転異常症 #

腸回転異常症は最近になって分かったマイノリティ特性のひとつで、腸が身体の成長にあわせて伸びていくときに、綺麗に回らず固定されてしまうというものです。

僕の場合は、少し傾いた状態で固定されているらしく、前回の健康診断で判明したもので、実に30年以上そのことを知らずに生きてきました。

ただ、これは特に実害はないらしく、もしかすると腸捻転になりやすいかも、ということらしいです。

なので、なったらなったときに対処するしかないなという感じで、また一つへんな特性が増えたなくらいに思っています。

不眠症 #

不眠症は、これまでの特性と比べても断トツで生きにくいもので、ある意味では、これがあるため、まともな社会人生活は難しいだろうと思っています。

ただ、不眠症があるからといって、一般的な人の生活をすべて投げ捨てる必要はなく、いまでは家庭を作って妻と3人の子供と楽しく暮しています。

サラリーマンになることは難しくても、それ以外の生き方を見つければ、わりと何とかなるので、自分の特性にあわせた生き方を考えるのが大事だと言えるでしょう。

まとめ #

自分の中のマイノリティと言える特性をまとめてみましたが、程度の差こそあれど、人は皆何かしらのマイノリティを背負って生きていると思っていて、個人的にはこれらをマイナスに捉えるよりも、プラスに捉えて自分の強みに変えるしかないだろうと考えています。

もちろん、言うは易く行うは難しなのですが、それでもマイノリティ特性を理解して、それを強みへと昇華できるのは自分しかないのもまた事実なので、時間をかけてでも少しづつ理解と前進を続けるしかないでしょう。

僕は生まれたときに黄疸、そしてすぐに脱腸で手術をするなど色々と大変だったそうなのですが、いまもこうして元気に生きていて、様々な特性を持とうが親に生んでもらったことに感謝こそすれ、恨むことは一切ありません。

そして、いまの家族に感謝しつつ、子供たちの成長を見届けつつ背中を見せるために、これからも精一杯生きていこうと思います。