VimConf 2023にスポンサー参加しました
2023-11-26T13:08:36+0900
2023年11月18日、コロナ禍をのりこえ、4年振りとなるVimConf 2023が開催されました。
我らVimmerとEmacser、使うエディタは違えども兄弟の契りを結びしからは、心を同じくして助け合い、困窮する者たちを救わん。同年同月同日に生まれることを得ずとも、同年同月同日に死せん事を願わん。
という有名な桃園(エンジニアの楽園)の誓いを結んだ仲であるため、2019年のVimConfから引き続き2回目のスポンサーとして参加させていただきました。
個々の発表の感想については、ほかの人が色々と書かれているので、僕はちょっと違った感想を書いておきたいと思います。
スポンサー参加する理由 #
僕はEmacs使いなわけですが、それなのに、なぜVimConfにスポンサーをするのかと聞かれることがあります。
僕がVimConfにスポンサー参加する理由を一言でいえば、コミュニティへの感謝があるためです。
古くははてなダイアリー、Twitter、そしてvim-jpなど、18歳でインターネットに触れてからこれまで、色々なコミュニティの中で活動してきました。
当時は何者でもなく、マイノリティ自慢でも書いているような色々なものを抱えている自分が、いまこうして不自由なく生きていられるのは、間違いなくインターネットコミュニティに助けられてきたからに他なりません。
そのため、そういった恩義のあるコミュニティにたいして、少しでも何か返せるものがあれば、返したいなと常々考えており、そのひとつがイベントスポンサーという形になります。
そんな感じで自分がスポンサーをしたイベントは、主催ではありませんが、自分もイベントを作った気持ちになれます。そこに参加された方の満足した声を聞くと、スポンサーした甲斐があったなぁと嬉しい気持ちになれるのがスポンサーの良いところでもあります。
もちろん、先立つものがなければできないことなので、今後も継続的に続けられるかどうかは分かりませんが、逆に考えれば、とりあえず余裕のあるうちに全力でぶっこんでいくのが良いと思っていますので、来年以降も余裕があれば全力で恩返ししていく所存です。
VimConfの感想 #
VimConf全体の感想としては、多くの人が待ち望んだイベントだったこともあり、チケットもすぐに売り切れ、当日の着券率もかなり高く、また、参加された方のレポート記事を見るかぎり、多くの方がとても満足されたようです。
年齢層も実に幅広く、特に10代、20代の参加者の多さに驚きました。Vimコミュニティにとって2023年は、Bram氏の訃報という悲しい出来事があったわけですが、若い人が増えるコミュニティの未来は必ずや明るくなるものなので、きっとBram氏も天国から見て喜んでいたことでしょう。
発表に関してはmattnさんのキーノートがとても素晴しいものだったことは言うに及ばずなのですが、alisueさんの発表の中で、Vimからdenopsを通じてLangChain.jsを使ってLLMを扱ってみる話が個人的にはとても刺さったので、それからEmacsからLLMを扱う方法を色々と調べたりと、良い刺激を貰うことができました。
懇親会では、久しぶりに再開した人、初めて会う人などと楽しく話して、とても時間が短く感じました。また、懇親会の食事もたいへん美味しくて、色々食べてすっかりおなかいっぱいになってしまいました。
懇親会の後は、居酒屋からのカラオケという流れで、久しぶりに朝までワイワイできてイベントを思う存分満喫しました。
最後は最寄り駅の吉野家で〆めました。
まとめ #
今回、4年振りの開催で個人的には2回目VimConfの参加でしたが、2019年と異なる点としては、会う人会う人になぜかラーメンの話を振られ、4年のブランクを経て、Emacsの人からラーメンの人に進化(?)していることが確認されました。
最近は自分もいい歳なので、4年という月日があっという間に感じられますが、こうして多くの人に元気に再開できるのはこのうえない幸せです。来年の開催があるかは分かりませんが、もしあればまた参加したいと思います。
最後に、近年はこういったイベントで、後味が悪くなるトラブルが発生するケースもちらほらありましたが、今回のVimConfではそういったこともなく無事に終われて何よりでした。細心の注意を払って、事前準備をしてくださった主催の方々に深く御礼申し上げます。